物価高などの影響を受けながらも、これまでケバブサンドを50円しか値上げしていないレイスケバブ新宿店ですが、萬馬軒や小料理屋ふじなどが営業を行っていた同じビル内のテナント部分に、イートインコーナーを新設していました。
店員の方との意思疎通が難しかったため、イートインコーナーのオープン日を具体的にお伺いすることは出来ませんでしたが、遅くとも今月の15日前後から「整備」が始まったようで、Xで店員の方が何かしらの作業をしている所などが撮影されていました。店舗拡張に伴う大がかりな工事などはほぼ行われていないようで、カウンターなどをそのまま活用し、ゴミ箱の他に「卓上ティッシュ」も用意されていました。ケバブサンドをいただく際はどうしても口周りで問題が発生しがちなので、これまでお店の周辺で召し上がっていた方にとってはこの上ないサービスかもしれません。
え?!ケバブ屋拡張してる!? pic.twitter.com/vjNckskXCJ
— みやまる【公式】 (@Mymr_chanZ) May 15, 2024
ただ、流石にお客さんのためだけに整備されているスペースというわけではなく、象印の大型炊飯器を5台、ケバブグリルを2台設置しており、業務用として使われている冷蔵庫の中には、複数のケチャップボトルとマスタードボトルもありました。また、訪問した際にはカウンター部分に発泡スチロールのクールボックスが設置され、何かしらの食材が入った袋を両手いっぱいに抱え、調理場へと向かう店員の方を見かけるなどしていました。
今回新設されたイートインスペースでは大型の扇風機も設置されていますが、今の所エアコンの稼働は行われていないため、時間帯によっては熱風が吹き荒れる中でケバブをいただくことになる可能性があります。ただ、歌舞伎町という立地の「特性」を考えると、無料で長い時間滞在できる空間は一定のリスクを伴うため、少なくとも夏のシーズンなどは現在の形を維持された方が良いかもしれません。
最近はすぐ近くにあるゴーゴーカレーへ吸い込まれがちでしたが、数カ月ぶりにいただいたケバブは相変わらず具材がぎっしりと詰まっており、出来立てでも冷めてもおいしいケバブの例というのを体現され続けているようでした。路上で勝手に営業を行う「違法キッチンカー」が、ゴジラロード近辺で800円前後のケバブを販売しているのを見ると、良心的な価格で安心出来る味を提供し続けるレイスケバブの素晴らしさがより際立ってくるような気もします。