小滝橋通りにて松屋フーズの新業態となる松太郎がオープンし、醤油ラーメンや塩ラーメン、おにぎりなどの提供をスタートさせました。元々事前情報がほとんど無い中でのオープンではあったのですが、転換前の店舗である松屋の閉店をお伝えした際には、「松屋フーズ国際事業部」の方と松のや公式Xが該当の投稿を拾うなど、単なる閉店でないことを示唆する「動き」がありました。
アレですな… https://t.co/VkpsLPIO4p
— とんかつ 松のや【公式】 (@matsu_noya) June 3, 2025
その後、松太郎の出店に関する情報をお伝えすると、Google Discoverなどの影響を受けて投稿から2日足らずで「直近1年の記事別アクセス数」の1位に躍り出ました。当時松太郎の情報に絡めて「醤油塩麺」というワードをインターネット上に掲載していたのは、自身のブログのみだったのですが、うぬぼれや勘違いでなければ、バナナマンのバナナムーンGOLDで設楽統さんなどにもブログを読んでいただいた事にもなります。過去に1度か2度ほど気まぐれでラジオにメールをお送りした事があるのですが、まさかこんな形で取り上げられるとは思いませんでした(念押しですが、あくまでも設楽さんの発言内容からの推測です)。
これ???#bananamoon https://t.co/HW0RngjZ6P
— こーた⊿ゲーフラお兄さん (@Kouta_nogi46) July 25, 2025
日本経済新聞の取材記事や松屋フーズが配信したプレスリリースなどが出てきてからは、いつものように検索順位が一気に転げ落ち、現在では松太郎で検索しても、自身のブログが出てくるのは80番目とか97番目とかになっています。ただ、報道機関や大手ウェブメディアなどが取り上げる前に情報をお届けすることを、一種のライフワークにしている側面もあるので、ブログを書いて多くの人に読んでいただいた時点で、十分びっくりしました。
そこまで空腹なタイミングでは無かったのですが、「お礼参り」の一環も兼ねて初日の夕方にお店を訪問することにしました。訪問したタイミングが満席の状態だったのか、一瞬店員の方に入店を止められたのですが、ちょうどそのタイミングで1人の男性が退店されたので、「お待ちください」と言われてから3秒で「どうぞお入りください」と声をかけて頂く形になりました。店内では新宿駅周辺の松屋でマイナーなレイアウトになりつつあった高い座席とカウンターが全て撤去され、壁に向けて設置された2枚のカウンターテーブルがあり、調理場などは奥にまとめられていました。入ってすぐの所に設置されていた券売機で各種メニューの紹介などが行われていましたが、初日は材料の関係でチャーシュー麺を提供出来ないとのことだったので、夏限定メニューだという冷やし中華をいただくことにしました。
そこそこの混雑ぶりだったので、調理完了まで約15分程度かかっていましたが、町中華のものとはまた一味違うタイプの冷やし中華を提供していただきました。ラーメンの癖がすっかり染み付いてしまい、先にタレからいただいてしまったのですが、強烈な酸味が口の中を一気に刺激し、思わずむせてしまいそうになりました。というのも、酸味を前面に押し出した冷やし中華を食すのは、記憶にある中では今回が人生で初めてだったからです。
酸っぱいものが苦手という方にはもうこの時点でアウトかもしれませんが、今回は最初の衝撃が強かっただけなので、その後は思い切り麺とタレをしっかりかけ合わせてからいただくことにしました。おそらくラーメンで使用されているものとそこまで変わらないと思われる麺は、体を冷ましたいという思いにしっかり応えてくれるような冷たさで、前述の酸味としっかり混ざる事でより清涼感のある麺になっているような気がしました。
アレンジとして、ブラックペッパーやラー油にも手を伸ばしてみましたが、こうすることで酸味が別の要素で若干中和される一方、混ぜそばとの区別がちょっと付かなくなってしまったため、使用する際は「ほどほどの一歩手前」ぐらいにしておいた方がいいかもしれませんでした。むしろ、ウォーターサーバーから氷のみを少し出し、冷やし中華にかけるというアレンジをした方が、きゅうりの影響も相まってより夏らしさを感じられるような気がしました。
欠点をお話すると、おそらく松屋フーズ系列で統一して提供されていると思われる紅しょうがが、絶望的なまでにミスマッチだったと思います。そもそもカレー店以外でいただく紅しょうが自体、そこまで好きではないので、その点の苦手意識も加味した上でのお話になりますが、これであればほぼ無味で良くも悪くも邪魔をしない、ナルトなどを入れていただけたらなと思いました。また、お盆を持った他のお客さんとぶつかりそうになるなどの問題があるため、ウォーターサーバーが入り口しか無いというのも、改善していただけるとありがたい気がしました。
各種調味料を使用することによって、また別の顔を確認出来た冷やし中華ですが、やはり最初の酸っぱさが最も印象に残った一杯でした。次回訪問する際はラーメンをいただくことになると思いますが、開店前まではほとんど存在を隠されていた塩ラーメンから頂こうかと考えています。
なお、このような表現があっているか分かりませんが、手洗いついでに同店のトイレを確認した所、松屋フーズの店舗とは思えないほど非常に綺麗な内装とシステムが備わっており、豆鉄砲を食らったような顔になってしまいました。張り合う理由は一切ありませんが、ここだけはNEWoManや住友不動産系の新築商業ビルなどと肩を並べられるような気がします。