醤油ラーメン店として生まれ変わった「旧天下一品」の伍福軒に行ってきました

伍福軒 新宿西口店
天下一品新宿西口店が「何かしらの事情」で閉店し、後日他の旧天下一品と共に再スタートを切った伍福軒ですが、それなりにお得なキャンペーンを行っていたので、初日と最終日にそれぞれ若干メニューの内容を変えつつ、ラーメンを頂いてきました。

初日は行列の形成具合を勝手に想定し、余裕を持って足を運ぶつもりだったのですが、開店の30分以上前に足を運んだ所、まだ誰も並んでいませんでした。そのため、ポケモン広場で諸作業を20分ほど行い、開店の5分前に店舗へ向かいました。が、さすがにこれは「舐めプ」になってしまっていたようで、ビルの内部に30人程度の行列が出来ていました。結局、渋谷餃子の出入口まで繋がってしまいそうな場所まで続く列に並ぶことにしたのですが、調理状況によってお客さんの入り具合を調整していたようで、入店しても若干の空席がありました。

早速、エムピーキッチンでお馴染みになったQRコードを読み取っての注文を行いました。注文画面ではトッピング類の追加だけでなく、茹で加減の調整などにも対応しており、店員の方と一切コミュニケーションを取らずに、好みのラーメンを出していただけるという形にもなっていました。本来であれば500円のラーメンだけをそのまま頂くつもりではあったのですが、昨今のインフレを受けて金銭感覚が若干変になってしまい、「異様な安さ」だと思って申し訳なさも感じてしまったので、麺を大盛りにしていただいた上で、背アブライスという一品料理も注文しています。

伍福軒 新宿西口店
先に届いた背アブライスは文字通り、そして写真通りの見た目になっており、ラーメンに一種のトッピングとして取り入れられている背油を白米と一緒に楽しめるようになっています。さすがにラーメンを食べてからと思ったので、こちらの感想は後回しに使用と思います。

伍福軒 新宿西口店
そして、今回注文した大盛りのラーメンがこちらになります。大盛りの割にはそこまで麺の多さを感じられるような盛り付け方にはなっておらず、チャーシューやネギ、背油などの各種具材が表面を覆いつくす形になっていました。まずスープからいただいてみたのですが、パンチ力がある醤油の特徴が色濃く出ており、当たり前ではありますが天下一品とはまた違うタイプのガッツリ系ラーメンとしての再出発を感じられました。各種具材についてはそこまで特徴がない気がしたのですが、チャーシューに関してはは町中華というよりもちゃん系ラーメンの色合いが強いようにも思えました。

伍福軒 新宿西口店
メインディッシュである細麺からは、どことなく天下一品の雰囲気を感じる部分もありましたが、「麺事情」に詳しいわけではないので、純粋に醤油ラーメンにしっかりと合う麺として楽しませていただきました。背アブライスはB級グルメ感が非常に強い一品に仕上がっていて、こちらはレンゲで思い切り食べて満足感を得るタイプの一品になっているようでした。むしろこちらもメイン料理として昇格させ、一つの丼ものとして提供したら、非常に人気のある一品として活躍できるのではないかなと思いました。

この4日後に再び同じようなタイミングでお店を訪問したのですが、日曜日のディナータイムという混みやすそうなタイミングだったのにもかかわらず、17時55分頃に訪問した所誰も行列を形成しておらず、店内も半分ぐらいが空席になっていました。本来であれば隣にある伝説のすた丼屋に行く予定だったのですが、1つ注文していなかったメニューがあったので、それを確かめるべく方向転換を行いました。

伍福軒 新宿西口店
そのメニューが、この茶色く仕上げられた炒飯です。グルメサイトではスプーンで食べる部分も含め、全体的に「新福菜館に似ている」というコメントがあったのですが、同店の情報を何も知らなかったので、何の違和感もなく普通に味濃いめの炒飯として楽しませていただきました。ただ、今回はラーメンとのセットで注文していたのでスプーンの使い所が分からず、いらないカトラリーだったなとも思ってしまいました。

伍福軒 新宿西口店
まだ出来上がったばかりのブランドということもあり、この路線でどのような成長を遂げていくのかは分かりませんが、大局的な目線(?)で見ると、今の所は味やサービスよりも安さが一番の武器になるような気がしました。ただ、ラーメンを安く提供するという点だけで突き詰めようとすると、30日にオープンするという松太郎との差別化が不可能であり、体力的な問題で行けば「大手資本」に軍配が上がりやすい土俵にもなっているので、やはり独自路線ならではの舵取りが重要になっていくのかもしれません。

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