家系ラーメン店を中心にご飯無料やおかわり無料などのサービスが無くなるだけでなく、物価高に連動するような値上げが各地で行われ、外食時の候補がどんどん減少しているのですが、諸般の事情で高円寺に立ち寄った際、松のやが500店舗達成の記念キャンペーンを行っていることを知りました。同キャンペーンでは一部メニューを500円で提供するというクーポンを配布しているとのことで、所用を済ませた後にお店へ向かいました。
松屋併設店として運営されている同店の階段を上ろうとしたのですが、その際に「店舗限定」の文字が刻まれたポスターが目に入りました。もしかしたら他店でも期間を決めて実施しているのかもしれませんが、ささみかつ定食などが通常よりも150円程度お得になっているとのことで、味噌ささみ定食をいただくことにしました。
券売機で注文を行い、座席に座ってから気が付いたのですが、普段小滝橋通りの店舗にしか行ったことがなかったので、ほどほどのお客さんがいるにもかかわらずゆったりできるのは、少し不思議な気持ちになりました。普段であれば番号で呼ばれてからさっさと食事を済ませて回転率向上のお手伝いをしているのですが、この日は「一定レベルの活動」を行った後で疲労困憊の状態だったため、足の疲れを少しでも和らげるために、少しゆっくりと滞在させてもらうことにしました。本来であればらーめん大に行こうとも思っていたのですが、疲れた体に二郎系ラーメンを詰め込んだ後、自宅で意識を失うように眠ってしまった事があるので、今度また高円寺に来る機会があったら、ラーメン大を候補に入れようと思います。
話がそれてしまいましたが、着席から10分ほどして呼び出しがかかり、定食を受け取りました。普段比で2倍近い1人分のスペースに荷物などを置いたりして、早速味噌汁で水分補給をし、松屋らしさを感じながらササミカツをいただきました。従来であればソースをそのままカツにかけると思うのですが、過去に「ソースにまつわるやらかし」をしてしまっているため、今回もソースにカツを着けに行くスタイルでいただくことにしました。それでも濃厚な味噌の味はしっかりと伝わっており、衣に染み込んだソースが高級感すら漂わせているようにも思えました。
数口食べ進めた所で、丼だけを持って調理場へ向かう男性を見かけ、何かクレームが入るのかなと思って「注視」をしていたのですが、しばらくすると白米が入った丼を手にして座席に戻って行きました。もしやと思い、スマホで松のやの公式サイトを探ってみた所、同店がご飯のおかわり対応店である事に気が付きました。既に白米1杯で済ませる予定ではあったのですが、急遽予定を変更し、ご飯を多めに食べ進めることにしました。近いうちに中野坂上店でその恩恵にあやかってみようと思ったのですが、こんな形でサービスに遭遇するのは予想外でした。
てっきり同じ容器にご飯を再度追加していただくスタイルなのかと思っていたのですが、吉野家と同じく丼ごと取り替えるタイプで、持っていた丼は数粒白米が残った状態で食洗器に掛けられてしまったので、2杯目はしっかりと完食状態にしてから再びおかわりをしに行きました。ただ、3杯目に関しては前述のような行動不能状態になることを避けるため、普通盛りにしていただいた上で10分ぐらいかけてゆっくりと完食しました。これだけお得なサービスを提供しているにもかかわらず、完食してからも座席の半分ぐらいが空席だったため、周辺にいる方々にばれないように軽いストレッチをしながら食後の休憩をとり、まるでテルマー湯で一休みしたかのようなリフレッシュ感を得てから退店しました。
いただいたクーポンに関しては中野坂上店で使用するつもりではありますが、今後区外で用事がある際には、これまで個人的な定食店第1位だったやよい軒に代わり、松のやのおかわり無料店を探してみるのも良いかなとは思いました。