火災という不幸な事故から数カ月を経て、内装の一部を変えるなどしつつ復活した歌舞伎町のラーメン二郎ですが、休業中「新宿唯一の二郎」として営業していたラーメン二郎へ、気まぐれな形で訪問してきました。というのも、この日は平日の18時台でありながら珍しく人が少なめな気がしたため、今なら並ばずに行けると判断したからです。もしかしたら歌舞伎町店の復活で混雑が緩和されたのかなとも思ったのですが、後述の通りそれは全くの見当違いでした。
空腹の状態で入店したわけではなく、今回は空席を見かけたために条件反射で入店してしまっただけで、この2時間前に中途半端な昼食を少量食べていたことも踏まえ、今回はヤサイアブラかたまりのみでお願いしました。二郎ブランドの一端を否定してしまうような感じになってしまいますが、やはり辛いニンニクは長時間口にしていると(?)個人的な好みに合致しにくくなってくるため、今回はニンニクを抜いたコールを行っています。
復活初日の歌舞伎町では「肉感」が若干消化不良の状態で終わったので、本来であればブタ入りでも注文しようかと考えていたものの、やはり二郎においてベースの値段が1000円というのはどうしても高級感があるように思えてしまったため、通常のラーメンに収めています。ただ、今回はしっかりとした肉塊っぽさのある肉が入っていたので、その点ではラーメン二郎らしさをしっかりと味わうことができました。また、久しぶりのニンニク抜きを食べていて「食べやすさ」を改めて感じることができました。
正直スープまで飲んでしまうと確実に健康面への影響が出るとは思うのですが、良くも悪くも「必ず残さず食べる」を様々な所でご教示いただいたため、二郎に限らず未だにラーメンのスープを残す事に罪悪感を持ってしまうことがあります。一方、ニンニクを入れた状態のラーメンだと、器の底に残っていると思われるもやしや麺を味覚の限界で食べきることが出来ず、個人的に非常に後味の悪い食後になってしまう側面もありました。ニンニク抜きであれば、ニンニクの辛味に体が負けてしまう(?)ケースも減らせるはずなので、今後はニンニク無しでコールするというのも選択肢に加えて行こうかと思いました。
ほぼほぼ食べ終えたと判断し、少しだけスープもいただいてから退店しましたが、お店を出る頃には外に10人程度の行列が出来ていました。20分程度の差でここまで変わるというのは流石だと思いましたし、あるラーメンチェーン店では値上げの影響でお客さんの人数が減っているように見えるのに、1000円になってもこれだけの人気を誇っているのは、二郎が持つブランド力などの賜物なのかなとも思いました。