Anker Q20i

AnkerのQ20iが想像以上の「使い勝手」でした

Anker Q20i
発売直後から気になっていたAnker製のヘッドホンであるQ20iが届き、今月から本格的に使い始めていますが、予想以上の使い心地になっています。

元々はヨドバシカメラで購入する予定ではありましたが、楽天で「大きな買い物」をした際に届いたクーポンを使用し、事実上5000円程度で購入出来ました。また、ヨドバシカメラでは長らくお取り寄せの状態になっていて、店員の方に改めて伺ってみても「取引先様の在庫が無い限りは取り寄せが無理なので」というお話だったので、Ankerの公式ショップで購入する運びになりました。

‎WF-1000XM4と悩む時期があったものの、元々カナル式のAirPodsを長らく使っており、また、カナル式の影響で一時期耳に「悪い影響」が出ていたこともあったため、今回は購入を見送ることにしています。ヘッドホンをしながらAirPodsを使用することで、2つの音源を同時に耳にする事も考えていたのですが、気のせいの様な気がするものの、これが後々「良いシナジー」を発揮することになります。

肝心の用途については、実はSwitchでの動画視聴でした。というのも、Switchでゲームをするという行動はすっかり行わなくなっています。現在はYouTube、Hulu、ABEMAの3アプリを入れているのですが、主にYouTube、たまにHuluという形で使用しています。特にSwtichでYouTubeを流す時には、環境音であったり、新宿のライブカメラであったりをなんとなく流しているということが少なくなく、長時間使用時に活用することを決めました。iPhoneを繋げたAirPodsで流すというのも手段だったのですが、どうも2時間くらい付けていると脳が疲れてしまうような感覚があり、長らく使っていることから電池持ちも徐々に悪くなってきたため、最大60時間と主張するQ20iを使うことにしました。

実際、休日に12時間以上使用していても全く問題が無く、博多から東京までの新幹線映像を3往復しても余裕というのは非常に強みなのではとも思っています。一方、Bluetooth使用時には場合によってはうっすら音割れしてしまうケースがあり、こちらはアプリでイコライザを弄ってみてもどうしても修正が難しいようでした。ただしこれはあくまでも無線接続時の物のようで、有線でつないでしまえばハイレゾ対応の性能が存分に発揮されるため、パソコンにアンプを接続して使用している時などは、十分な音の環境構築(?)を実現できます。

ノイズキャンセリングなども、前述の‎WF-1000XM4といった「本格的なイヤホン」と比較すると差が圧倒的で、キーボード音はもちろん、スマホで再生している音楽なども余裕で突き抜けてきます。ただ、今回に限っては音質目的などで購入した訳ではないので、この辺りの性能は二の次で、音を耳元でしっかり聞ければ及第点であり、これまで一度もバッテリー切れを起こしていない時点で十分でした。唯一どうしても残念と感じてしまった点で言うと、機器の切り替えに関する情報です。そもそもBluetoothの仕様上仕方無いと思いますが、2つの機器に同時接続できるものの、上手く切り替えが出来ない事を考えると、この辺りの機能はそもそも宣伝していただかなかった方が良かったかな、とも思っています。てっきりボタンやアプリ1つで切り替えがサクサク可能なのではと勘違いしてしまったこちら側のミスではあるのですが、特にSwitchとスマートフォンの接続切り替えがアプリを介しても全くうまくいかず、都度2つの機器に繋げたBluetoothの接続をカットしないと行けない状態が続いています。

予想外の部分こそありましたが、新作AirPods約4個分でこの性能のヘッドホンが手に入る事を考えると、やはり今年上位の良い買い物だったと言っても過言ではないかもしれません。おそらく備え付けのマイクをもう少し活用すれば様々な作業にも応用出来て効率が上がる気もするのですが、現在の手法でも十分な作業効率を発揮できているので、純粋に「音を楽しむための機器」として活用を続けようと思います。