角煮スープカレー

東京ドミニカのスープカレーを自宅で味わいました

角煮スープカレー
ここ1年間は飲食店に行くことを極力控えており、今年に入ってからは外食チェーン店を含めても、おそらく一度もお店に行ったことがありません。そんな中で「宅配サービスなどを利用すればお店を訪問した時と同じ味を楽しめるのではないか」という非常に基本的な事を思い出し、おそらく20年ぶりぐらいに出前の注文というものを行ってみました。ただ、固定電話から住所などを逐一お伝えしていた頃とは違い、注文は出前館経由で行ったため、慣れていないこともあって、少しはらはらした気持ちにもなりました。

今回注文を行ったのは、新宿3丁目で営業しているスープカレー専門店の東京ドミニカです。札幌スープカリーという屋号が付いているため、どことなく「千葉県の東京ドイツ村」のようなイメージをしてしまいがちなのですが、今年で10周年を迎えたお店でもあります。様々な一押しメニューなどが並ぶ中チョイスしたのは角煮スープカレーです。クーポン券の都合というのもあるのですが、せっかくならお店の利益に貢献できるような、大きめの注文を行えたらいいな、と思って選びました。とは言っても、価格が高ければその分お店の収益も増えるという単純な仕組みではないのですが…。

まず目に入ったのはやはりメニュー名にもなっている大きな角煮です。とても一口では4ばれない大きさで一口かじってみると中までカレーのスープが染み渡った、お店特有の確認に仕上がっておりました。これが2つ入っているので、思い切り肉にかじりつきたいという方にとっては絶好の一品になるのではないかと思いました。そしてスープの中には同店の特徴の一つでもあるカボチャや大根といった様々な具材も浸されています。ゆで卵などにも程良い辛みがいきわたっており、どこをかじっても東京ドミニカ特有のカレーらしさを感じられました。

また、気のせいだとは思いますが、カレー自体は数年前に食べた時と比べて若干マイルドになったような気がしました。とはいえ、特有のスパイシーな風味は健在で、時折「懐かしい」と思いながら、意味もなく口内で風味を楽しんだりもしました。最近は「下限がやや辛めのカレー店」に行かないのですが、辛い物が苦手だからというわけではなく、一定のレベルを上回る辛味を口にすると、異様に汗などが噴き出る体質的な問題があり、食べ終えるころには机の上がナプキンやティッシュまみれになってしまうという事もしばしばありました。自宅であればそのような不安に対処する必要がなく、急にむせたり、尋常でない量の汗が出てきてしまったりしても、自分の好きなタイミングで休憩を取ったり、台所で好きなだけ給水を行えます。そのため、変に周辺へ気を使う必要がなく、自分のペースで好きなように食べ進められます。

今の時期はこのような形でしか地元のお店に「貢献」することができませんが、今後は宅配サービスやお弁当、ネット通販などを通じて、新宿にある飲食店の味をひっそりとお伝え出来たらいいなとも思いました。
東京ドミニカ