先日、初めて二郎系のラーメンに挑戦してみたのですが、実はそれよりも前に存じ上げていた二郎系のラーメンを提供するお店が、東京オペラシティの近くで営業しています。今回はトランキーロとは違うタイプの同店で、二郎系のラーメンを食べに行ってきました。
テニスコートの向かいに位置するポークヌードル内藤は、午前のランチタイムと午後のランチタイムで営業している店舗が違うというお店となっており、曜日ごとに営業日を分けているトランキーロ!とはまた別のタイプの営業形態です。ランチタイムの時には券売機を使ってラーメンを注文するのですが、ディナーの時間になると直接店員の方に食べたいラーメンを注文し、その後食べ終わった後に会計を済ませるという従来の会計方式(?)となっています。コールのタイミングについては注文するタイミングで行うようでした。
ポークヌードル内藤で提供しているのは「偽郎ラーメン」という名前のラーメンです。「二郎系」という冠を名前を冠しているので、偽りという文字を載せなくてもいいのではないかと、メニュー表を見ながら思いました。他にもラーメン大の注文などを行えるようですが、完食できなかった場合にはペナルティとして数百円の料金が上乗せされるようです。
二郎系特有の様々な調理工程を目の前で見届け、ゆっくりと目の前に出された丼には、しっかりと野菜が盛られ、にんにくの香りもほのかにする二郎系ならではのビジュアルの一杯でした。コールについては「すべて」をお願いしておりますが、通常の店舗であれば何も言わずともついてくると思われるトッピングのチャーシューも、念のためコールに織り交ぜています。
野菜はトランキーロ!と比較すると若干柔らかく、キャベツなどの野菜のない、純粋にもやしのみのラーメンとなっています。かえしをかけてみるとジャンキーな味が色濃くなり、スープとともに味わうことで二郎系であることを再認識させられました。ニンニクはやや辛かったため、人によっては好みが分かれる形になるかもしれません。
チャーシュー自体はそこまで大きいというわけではないものの、一般的なラーメン屋さんと比較すると太めのカットで提供されているような気がします。また、麺は極太麺が選べるということですが、今回注文した通常の麺は比較的うどんなどの太さに近いものがあり、二郎系でよく見られるという「縮れ麺」ではなく、ストレートのタイプの麺となっておりました。しっかりとスープに絡ませていることもあってか、濃い味がしっかりと染み渡っており、締めのラーメンなどのような形で注文した際には、かなり背徳感も得られるのではないかと思いました。
それなりに空腹の状態でお店を訪れたためか、完食自体は比較的簡単で、完食後は店員さんのTシャツに書いてある通り、どんぶりを片付けてお店を出る旨を伝え、代金を支払いました。自分の財布の中身の確認不足により、1万円札をお渡しすることになってしまったのですが、1000円札でしっかりと対応してくださりました。
店内は日清製粉の紙でデコレーションされていたり、どこか昭和レトロな雰囲気のある消火器や洗面台などが取り付けられていて、別の意味でインスタ映えのような効果を発揮するようなお店のような気がしました。店内ではエアコンらしきものが見当たらなかったものの、扇風機3台が程よい送風力で店内の空気を循環させ、一カ所に熱がこもったりしないような配慮も行われていました。ただ、壁に備え付けタイプのリモコンがあったので、もしかしたら見えないところにエアコンが設置されていたのかもしれません。
なお、二郎系のメニューに関しては前述のとおりディナータイム限定とのことですが、他にも中華そばなどのメニューが夜限定のメニューとして提供されているとのことでした。