肉とたまご新宿東口店が今年の3月にオープンし、早い段階でお店にお邪魔していたのですが、この際にいただいたチケットを半年以上財布の中にしまったままにしていました。先日財布の中身を整理した時に普段使わない「ポケット」を探った所、4月に購入したJR新宿駅の入場券と共に、同店のクーポン券が出てきたので、無効になっている可能性を考慮しつつ、「新宿1号店」でもある新宿店へ行ってきました。
かつてこの場所ではたばこの販売店が営業を行っており、そのテナントをやや強引に飲食店へと転換したのが「やみつきビストロ」でした。同店が撤退した後に、肉とたまごがそのまま居抜き形式で入居しているため、店内は引き続き限られたスペースでの営業になっていますが、少なくとも昨年お店の前を通った時は、行列が形成されていない瞬間をほぼ見かけたことが無いほどの人気ぶりを見せていました。新宿東口店の出店が行われてからは若干「お客さんの分散」が起きやすくなっておりますが、今回はディナータイムの時間を外す形で入店しました。
新宿東口店と違い、クレジットカードでの決済は行えないため、一旦現金で支払いを行ってからクーポンの事を伺おうと思っていたのですが、券売機に立った瞬間に「クーポンはいかがなさいますか」と声掛けをしていただいたため、券を発行するよりも先にたまご2倍の注文を行うことになりました。また、券を渡した後に改めてお話を伺った所、提供しているクーポンには期限を設けていないとのことでした。
肉がぎっしりと詰まったオムライスは新宿東口店でいただいていたので、今回は1150円のカレー炙りオムライスをいただくことにしました。同店のメインメニューとも言えるハンバーグが無いのはもったいない気もしましたが、どの道カレーとチーズという「濃い味のダブルパンチ」に押しつぶされてしまいそうだったため、その色濃い雰囲気をまろやかにする卵を増やす選択をしています。
早速カレーの部分から一口頂きましたが、通常のカレー店で提供されているものと比較するとややマイルドな味わいになっている気がしました。時折スパイシーさを感じるものの、全体的にはカレー特有の辛みなどをそこまで感じることが無かったので、カレーライスではなく「カレーエッグ」として食べ進めることも可能でした。また、チーズに関してもたまごとカレーの双方と喧嘩しないようなマイルドな味わいになっており、程よいカレーの具材のようなアクセントにもなっているような気がしました。
通常のオムライスと同じように(?)黙々と食べ進めていたのですが、終盤になってカレーとたまごの量がアンバランスになっている事に気が付きました。たまご2倍で注文した影響がこんな形で出てきてしまうとは思わなかったのですが、卵単体への味付けなどは行われていないので、無味感が苦手な方はケチャップなどを多めに使用するなどして、好みの風味に仕上げた方が良いかもしれません。また、卓上には無料のコールスローもあるので、こちらを卵のトッピングとして活用してみるのも、ちょっと変わり種のオムライスやオムレツとして楽しめそうな気もしました。
一通りの食事を済ませて退店しようと思った際には、店員の方からお渡ししたものと同じタイプのクーポン券を手渡されました。期限を確かめるために足を運んだつもりだったのですが、少なくとも10月の段階ではレストランチェーン店のジョイフルが行っていた「ドリンクバー無限クーポン」の手法と同じ形式を採用しているようでした。
なお、これは余談になりますが、今回自分が入店してから合計4人のお客さんが入店し、さらにそこから5分ほどしてから勤務前と思われる店員の男性が入店されました。その男性が入店した際、厨房内では「自分を含めた5人の誰か」が注文した料理のオムレツを調理していたのですが、しっかりと焼かれたオムレツは雑に盛り付けられたライスの上へと乗っかり、最も遅く入店した男性へ「賄い料理」として振舞われていきました。よほど空腹でなければ、料理が出てくるまで30分でも1時間でも平気な顔して待てるのですが、さすがにこの行動には疑問符が浮かんでしまいました。