新宿のラーメン二郎は歌舞伎町店と新宿小滝橋通店がありますが、個人的にはどちらも「玄人向け」という雰囲気が強く、中々足を運ぶことができずにいます。近隣には二郎インスパイアのお店もいくつかあるのですが、今年誕生したという「トランキーロ!」というお店が比較的優しい雰囲気だったため、同店で二郎系のコールの特訓をしてきました。
以前知人と共に本家のラーメン二郎に足を運んだことがあるのですが、数年前の出来事であり、ほかのお客さんの真似をすることに必死だったため、味や食べたメニューはもちろん、どのように入店したのかすらも記憶から消えてしまっています。そのため、前述の新宿小滝橋通店に至っては10分ほど周辺をうろつき、勇気が出ないままその場を去るという、不審者のような行動を3回ほど繰り返しています。そんな時に目にしたのが、下記の動画でした。
普段は食レポ系の動画を見ても「美味しそう」で終わるのですが、今回のトランキーロ!は徒歩圏にあり、店内の様子などもうっすら確認できたので、意を決して訪問してみることにしました。
お店は渋谷区本町の方南通り沿いにあり、ファミリーマート渋谷本町三丁目店の隣という比較的わかりやすい場所で営業しています。6席という比較的小さなサイズのお店で、昼間の営業時間帯には必ずと言っていいほど行列が作られていました。行列は西側へと並ぶようにとの注意書きがあり、10人前後並んでいる時は着席までに約30分ほどかかりました。
店内はどことなくおしゃれなカフェのような部分があり、マグカップの中にナプキンが入っていました。机の下には荷物を吊るすためのフックが取り付けられているため、旅行帰りなどでなければ荷物を置く場所にも困りません。
最初に注文したのはラーメン並です。コールは「ニンニク入れますか?」と聞かれたタイミングで、店内にあったコールの例に沿ってしどろもどろになりながら告げました。結果、今回は「ニンニクヤサイアブラ」になっています。
定石通り(?)アブラと野菜から食べ始めましたが、甘くて食べやすい野菜のおかげで、無理なく食べ進めることが出来ました。また、自分の直後で行列が途切れたということもあって、大急ぎで食べ進める必要もなく、穏やかに食事できました。
ニンニクと並んでいる肉は、これまでラーメンの具材として出会ったことのない分厚さで、かじりつくタイプのジューシーなものでした。こちらは動画にもある通り、別料金でトッピングとして増やすことも可能なので、よりB級感を出したい方は、空腹具合と相談しながら別料金で注文してみるのも良いかもしれません。
麺はこのような形になっており、お店の雰囲気とは違う、ラーメン二郎らしいゴツゴツとしたタイプのものとなっています。メニューには「並」と書かれてあるものの、通常のラーメン店では大盛りに設定されている量でもあり、トッピング次第では特盛レベルにもなってしまうので、特に注意が必要です。
一応完食できましたが、実は本調子ではなかったため、うっすらと残ってしまっている具材まで食べきることができませんでした。そのため、数日後にもう1度コールの練習を兼ねてお店へ行ってきました。
2回目の挑戦時はラーメン小を選びました。今回のコールには「増し」と順番の入れ替えにも挑戦しており、「ヤサイアブラマシ、ニンニク」という形にしています。魂心家で小さじ5杯入れたこともあるため、ニンニクの量にはそこまで抵抗がないのですが、今回も比較的シンプルな形でラーメンを味わうため、量は適量にしています。なお、同店では「マシマシ」などには対応していません。
ヤサイマシでの注文ではありましたが、体調万全な時に訪問したこともあってか、普段の食事よりもハイペースな形で食べ進められました。とにかく野菜が美味しかったため、それも食べる量を早くしていく一因になっている気がしました。
野菜を増やしている代わりに麺の量を減らしているため、すんなりと完食レベルまで到達できました。店員の方も優しい雰囲気の方で、二郎系とは程遠い年配の女性からの「スープを残していいか」などの質問に優しく答えていました。今回は特訓という名目でお店へ行きましたが、純粋に美味しいラーメンだったので、今後も不定期に通ってみようと思います。