東京チカラめし新宿西口1号店

東京チカラめし新宿西口1号店の最終日に焼き牛丼セットを食べてきました

東京チカラめし新宿西口1号店
東京チカラめしの新宿西口店が閉店することに伴い、多くのお客さんが「惜別の来店」を行っていましたが、最終日となる28日にお店を訪問してきました。

この日はあいにくの雨模様ではあったものの、開店1時間前の段階から行列ができており、「1桁台」の方の中には女性の姿も2人ほどありました。閉店発表前の時期は多くてもお客さんが数人で、ほぼワンオペの状態での営業でしたが、閉店発表後からは多くのお客さんが押し寄せ、オープン前に50人近い行列が形成されるなどしていました。ちなみに、最近の様々な行列ではスマホでウマ娘をやっている人の姿が目立っていましたが、本日唯一目に入ってきたのは、艦隊これくしょんをプレイしている姿でした。
東京チカラめし新宿西口1号店
最も目立つ店員の方は系列店であるアカマル屋の衣装をフル装備状態で着用し、店内はエアコンから水漏れが起きているなど、満身創痍の状態での営業となっている中での開店だったものの、さらに雨が降っているということで、床が濡れている状態にもなっていました。ただ、傘立てが機能しなくなることを見越してなのか、今日だけの特例措置のような形で傘立てを使わずに入店しても良いという告知をされていました。実際、入店から退店までの間確認した所、店員の方が入り口で様々な案内を行っていたこともあってか、設置こそされていたものの、傘立てを利用している方の姿はありませんでした。
東京チカラめし新宿西口1号店
今回注文したのは焼き牛丼のセットで、サラダとみそ汁、唐揚げが付いた大盛りのセットでした。営業終了のためのセールという事情もありますが、540円でこの量というのは比較的お得なようにも思えました。ただ、その他の定食メニューを注文する人の影響もあってなのか料理を提供する人のペースが悪化しており、比較的早い時間帯に入店をしたものの、注文から料理が届くまで15分かかっていました。また、中には1人で2つのメニューを注文した人もいましたが、こちらが食べ終わる頃には苦悶の表情を浮かべながら水を少しずつ飲んでいらっしゃいました。

焼き牛丼自体は営業開始時から何度もリニューアルやマイナーチェンジなどを繰り返しているため、当初の味とは全くの別物になっていましたが、それでも焼き牛丼という新たなジャンルを開拓しようとした努力の詰まった1杯でした。個人的にはもう少し「焼肉感」があると、もしかしたら別の未来があったのではないかとも思うのですが、大手3社の牛丼には無い特有の味付けが、お店の特徴を色濃く表現しているようでした。ただ、今回注文したメニューの中で最も好きな味だったのは唐揚げでした。

訪問自体は11時だったのですが、閉店時間となった21時にも訪問しています。この時間帯にはTBSの取材関係者が周辺の人物に取材を行うなどしており、店員の方もインタビューに答えるなどしていましたが、YouTube上に投稿された動画の中では、これらの映像は使われなかったようです。また、最後のお客さんが大分ゆっくりされていたこともあり、閉店の挨拶自体は当初より20分ぐらい遅れて行われていました。

今回の閉店によってSANKO MARKETING FOODSの店舗は西新宿から全て消え、新宿3丁目のパスタmamaを除くと近場の店舗は高田馬場か渋谷になります。また、東京チカラめしの料理自体は東京都の外に行かなければ頼めなくなってしまいましたが、Amazonや公式通販で牛丼の素を販売しているため、都内でチカラめしの味を楽しむのであればこちらを利用してみるのもいいかもしれません。会社自体も赤字決算を発表し、水産業へ注力するなどの方向転換を行っている最中ではあるものの、そんな中でも既存事業である金の蔵などが再度出店を行うなど、復活の兆しを見せようとしています。


東京チカラめし新宿西口1号店東京チカラめし新宿西口1号店
「都内唯一の東京チカラめし」だった新宿西口1号店 8月28日で閉店
「全店閉店扱い」を受けた東京チカラめしへ行ってきました
松屋の限定メニュー「焼き牛めし」が販売されていたので食べてきました