個人的には近年まれに見るような規模のPRを行ったと思っている新宿中村屋の担々肉まんですが、発売当初は新宿駅周辺のスーパーで見かけることがなく、今月中旬になってからようやく店頭に並んでいる姿を見かける機会が増えました。ただ、個人的には番組を視聴したタイミングから気になっている商品だったので、各スーパーで販売されるようになる前に、新宿中村屋の本店があるビルのBonnaで購入していました。
テレビ放送直後の段階では日の入り前の段階で売り切れており、少し時間を空けて訪問した際に、残り3袋だけだったところを滑り込みで購入しました。スーパーで販売されるようになってからは日の入り後も残っているケースが増えていますが、少なくともBonnaでは「値引きエリア」に移されると、他の商品を差し置いて最も最初に売り切れる状態が続いています。今回購入した時には、値引きのシールなども貼られておらず、購入したその日にいただいています。商品は通常のチルド状態で3個入りの形で販売されており、市販されている肉まんとさほど変わらない40秒での過熱で調理出来ます。手で熱い物を持つことが苦手なので、1個目は20秒、2個目は30秒、3個目は40秒という別々の形で加熱することにしました。
担々肉まんは1個ごとに個別に包装されており、そのまま電子レンジで調理できる形になっています。蒸すという作業を行う上では大きなメリットがあるように思えますが、持つ場所を間違えてしまうと手に熱風が一気にかかってしまうため、特にお子さんに「料理の練習」を行おうとされている方などは、一声かけるなどの注意が必要かもしれません。もちろん、袋にはその点の注意書きも行われています。
しっかりと具材が詰め込まれている証左でもあると思いますが、加熱後に取り出して改めて確認してみると、所々にうっすらと具が見えるようになっていました。栄養価を確認した感じでは思い切り「炭水化物爆弾」ではあるものの、むしろその表記が食欲を加速させるような気もしました。一口食べた時点で明らかに通常の肉まんとは違うスパイスさの様なものを感じられ、またコンビニなどでしばしば展開される海鮮肉まんなどとも印象の違う中華まんであることも即座に認識出来ました。一方、担々の名前を冠している割には辛味が一切なく、人によっては海鮮系の中華まんとの区別をしにくいかもしれません。アレンジメニューとして投入を用いたレシピが紹介されていましたが、この辺りは市販されているコチュジャンや豆板醤を使うことで、よりエビの具材などにアクセントを付与出来るような気がしました。
手軽に食べられる分、テレビの感想などでもお話しされていた夜食に合う側面もありますが、前述のように辛みを追加することにより、朝食などにも活用できそうでした。本音を言うと多少の辛さが「デフォルト」で欲しかったのですが、そこも含めてのアレンジで楽しむという部分が醍醐味にもなっているのかもしれません。なお、販売期間については7月中旬頃までを予定しており、今の所は越冬どころか夏本番の時期すらも越える予定がないようなので、購入をお考えの方はその点もご注意ください。
なお、温め具合+1分間の蒸し具合で3個をそれぞれ比較した所、当然説明通りの40秒であればしっかりと皮まで味が染みるようになりますが、20秒だとやはり「具材と皮」がはっきり分かれているような気がしました。熱いものを食べるのが苦手な方は、30秒の温めぐらいがちょうどいいかもしれません。