テルマー湯

旅行気分を味わうためにテルマー湯へ行ってきました


記憶が正しければ、最後に旅行をしたのが4年前であり、東京都の境界線を越えたのも多分その時が最後です。逆箱入り娘のような形ですが、その旅行でも単なるビジネスホテルっぽいところに泊まっただけなので、旅行特有の楽しみ方のようなものはできませんでした。その一方で、新宿を旅行先にする人の数は増加の一途をたどり、道案内のために話しかけられるというイベントもまれに発生するようになりました。

西新宿だとどうしても施設の様々なイベントなどをチェックしがちなので、純粋に新宿で旅行気分を楽しむため、今回はブログを作るときには原則対象外にしている歌舞伎町エリアで日帰り旅行をしてきました。してきました、と言っても、ジャケットを羽織ったりしている季節の頃のお話です。
テルマー湯
今では珍しくなくなりましたが、受付がiPadを使ったタイプになっています。諸々の説明を受けて入場料を支払うと、中に入れます。翌朝まで滞在する場合は入場料が4000円かかるそうですが、それでもホテルに泊まるよりは幾分か割安に感じるかもしれません。

驚いたのがロッカーのシステムです。鍵をタッチするだけで施錠に対応するだけでなく、後述するレストランでの支払いなどもバンド1つで対応しているとのことです。安心お宿などでも似たような仕組みが導入されているらしいのですが、軽いカルチャーショックでした。
テルマー湯
施設内ということで、自動販売機で売られている商品は通常の1.5倍前後かかります。年収2000万円くらいある方なら気にされないかもしれませんが、その方が支払う所得税分も稼げていない身なので、自動販売機には手を出しませんでした。

施設最大の売りである浴場ですが、広さのおかげで複数のお風呂を楽しめます。炭酸風呂やジェットバスなどはもちろん、白く濁ったお湯などもあり、屋外には露天風呂もあります。個人的に最も気に入ったのが寝ながら半身浴のようなことが可能なお風呂でした。盗撮対策や雨対策などもあってなのか、あいにく夜空を見上げられるような構図ではないものの、程よい熱さのお湯と外気のおかげでちょうどいい温まり方が出来たような気がします。もちろん寝転がるのは固い石の上なのですが、あそこであれば普通に熟睡も可能な気がしました。実際、あそこにいた時間は推計で30分を超えており、2回ほど寝落ちしかけています。

大江戸温泉物語の気分を手軽に味わえるという点ではよかったのですが、やはりここまで来てシャンプーやリンスなどが1種類しか置いていない、という点には少々がっかりしてしまいました。
テルマー湯
お風呂から上がってすぐに食事の時間です。2つのレストランがあったのですが、今回はエスニック居酒屋と名付けられた「ベジ&ヌードル」というお店へ行きました。
テルマー湯
お店の方には大変申し訳ないのですが、この料理がなんという名前なのかを忘れてしまいました。ただ「軽めのチンジャオロース」に生姜焼きなどがミックスされたのは覚えていて、白米があれば3杯ぐらい行けそうだったことは記憶しています。自動販売機とは打って変わって、こちらはココスやジョナサンくらいの価格帯だったので、1000円ぐらいだったかと記憶しています。
テルマー湯
餃子も注文していましたが、特別美味しいというわけではなく、ただ単純にうまい焼け具合の餃子、という印象でした。
テルマー湯
食事を一通り楽しんだ後は、地下の休憩室へと向かいました。こちらにもバーがあったりするのですが、なんといってもテレビ付きのリクライニングシート風ベッドがずらりと並んでいる光景に圧倒されました。これとは別に休憩用ソファーが隣接スペースに50人分ほど用意されており、上のフロアにも休憩スペースがあるため、正直首都直下地震などの災害時のために新宿区と協定を結び、避難先の1つとして開放していただけたらいいのではないかと、勝手に思ってしまいました。

テレビはもちろんですが、無料のWi-Fiもあるため、地下特有の電波が入らない現象に悩まされずに済むかもしれません。
テルマー湯
旅行気分と言っても、結局日帰りなので、滞在時間は6時間前後でした。気のせいかもしれませんが、整体に行ったわけでもないのに心身ともにだいぶリフレッシュできた気がするので、今度は携帯電話なども一切持たずにのんびりとした時間を過ごしてみようと思います。
テルマー湯

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